おとぎ話のような写真を撮る写真家

 マルガリータ・カレワの作品は異世界的な神秘と幻想で彩られている。

 マルガリータ・カレワはエカテリンブルク(モスクワの1700キロメートル東)出身の写真家だ。彼女は独自の手法でおとぎ話のような雰囲気の写真を作り出している。

 彼女は魅力的な装飾と、特徴的な色彩パターンを作り出す独特のフォトショップ編集技術とを組み合わせ、自身の作品におとぎ話のような神秘性を醸し出している。

 彼女の作品にはよくモデルとともに動物や鳥、花、そして人を寄せ付けない深い森や湖など、神秘的な場所が登場する。

 「私はただ空想の物語なら何でも好きなのだ。私は写実的な写真はあまり好きではない。そういうものはインターネットに溢れていると思う。だから私は何か魔術的で空想的なものを自分の作品に加えようとしているにすぎない。単に撮影と編集をするだけでは退屈してしまう。退屈は私が最も恐れることだ」というカレワの言葉が報じられている。

 彼女はたいてい女性のモデルを撮影するが、時折男性も被写体にする。例えば、インドネシアのバリ島での何気ない出会いから、一連の肖像写真が生まれた。

 マルガリータは誕生日に偶然一眼レフカメラをもらったことで撮影を始めた。彼女はわずか数年で独自のスタイルを築き上げ、ファン層も獲得した。

 現時点で彼女は写真家が集うオンライン・ネットワークの500PXで5万6000人以上、ロシアのSNSのVKで5万4000人、インスタグラムで57万1000人のフォロワーを有している。

 現在カレワは自ら教育者となって体験教室やウェビナーを積極的に開き、初心者が自分の腕を磨いて収入を増やす手助けをしている。

 500PXの彼女のページには、世界中のオファーに応える準備があると綴られている。顧客が彼女の滞在費と旅費を負担してくれるならば、彼女は無料で写真を撮っても良いという。ただし、それはオファーの内容が心躍るものであればの話だ。

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