国立公園はそのユニークな景観、澄み切った空気と水、また野生動物を自然の中で観察するチャンスがあることで観光客を惹きつけている。ロシアには49の国立公園があり、そのうちのいくつかは非常に離れた場所にあり、なかなか簡単に行ける場所ではな炒め、それはかなりの冒険になることだろう。
ロシアで最初に指定された国立公園の一つ、ロシーヌィ・オストロフ(エルク・アイランド)は1983年に開園した。モスクワ北部に位置しており、モスクワ州の奥深くに延びている。地元の人々は週末、静かに散策したり、サイクリングをしたり、そしてもちろんヘラジカを見るのが楽しみだ。
アクセス:入口への最寄り駅はモスクワ中央環状線「ベロカメンナヤ」。生物学リサーチステーションでヘラジカを見る場合は地下鉄「VDNKh」駅からバスまたはタクシーで。入園は無料。
プレシチェヴォ・オーゼロ(湖)国立公園は観光ルート黄金の環上のヤロスラヴリ州(モスクワの北東120キロ)にある。古代ルーシの雰囲気を感じ、美しい湖畔の夕暮れを楽しむことができる。公園は歴史ある街ペレスラヴリ・ザレスキーを囲むように位置しているが、このペレスラヴリ・ザレスキーもまた訪れる価値のある場所である。
アクセス:モスクワ中央バスステーションからペレスラヴリ・ザレスキー行きのバスに乗る。2番乗り場から出ているバスはすべて公園で停車する。入場料は50ルーブル(およそ90円)。
ソチ(モスクワの南およそ1600キロ)の国立公園は1983年に指定されたもので、ロシア人の間でもっとも人気のある公園の一つである。ここでは2007年からカフカスヒョウを再び自然に放した。またここには滝や洞窟、峡谷があり、雪の残る山々の麓の暖かい黒海で泳ぐこともでき、旅行者を楽しませてくれる。
アクセス:ソチまでは飛行機で移動。ソチの中央鉄道駅から86番、101番、104番バスに乗り、「GIBDD」駅で下車。入場料は100ルーブル(およそ190円)。
ウラジオストクを訪れる機会があり、そこで斑点のある珍しいネコ科の獣(ヒョウ)がお好きなら、きっとこの公園が気に入るに違いない。ランド・オヴ・レオパルドはアムール湾(日本海)からロシアと中国の国境まで延び、さらにその北方に広がっている。旅行者用のルートは「ヒョウの洞穴」と名のついたものしかない。ヒョウの痕跡は登山道の最初から見つけることができ、ヒョウの巣であったと思われる洞窟に登り着く。公園にはいくつかのガイドツアーも用意されている。
アクセス: 飛行機でウラジオストクに行き、バスでバラバシ村ビジターセンター(Khasanskayastree, 6a)に向かう。入場料は100ルーブル(およそ190円)。ガイドツアーを望むなら、ウラジオストクにある公園事務所(Prospekt 100-letiya Vladivostoka, 127)で申し込む。
シベリア最高の国立公園はムラッス川に沿って広がっている。ここには、そびえ立つアルタイ山脈、西サヤン山脈の雪山、鬱蒼としたタイガの森、水量豊かな滝、ガラスのように透き通った湖、そして70以上の自然の見どころがある。珍しい鳥や動物が生息しており、ついていればそれらの生物を見つけることもできる。公園内には5つの観光ルートがあり、乗り物を使って移動することができる。
アクセス:ノヴォクズネツク(モスクワの東およそ3,218キロ)行きの飛行機に乗る。そこからタシタゴルまで普通のバスで移動する。公園の事務所はSadovaya street, 8Aにある。公園のチケットを手に入れるためには、公園のサイト上かメールか電話で、事前に連絡すること。入場料は200ルーブル(およそ380円)。オプションでガイドツアーを申し込むことができる。
シベリアの野生動物にとってのふるさとである。好奇心旺盛なクロテン、ヒグマ、そしてふわふわのキツネ。そしてここには世界でもっとも深い湖、バイカル湖がある。ウシュカニィ諸島はバイカルアザラシを見つけることができる場所である。
アクセス:ウラン・ウデ(モスクワの東およそ5,600キロ)まで飛行機に乗る。「ウジヌィ」バスステーションからミニバスに乗り、ウスト・バルグジンで下車(バスは毎日7時から15時まで運行している)。ビジターセンターは町の中にある(Lenina st., 71)。公園を訪れるにはビジターセンターで許可証を受け取る必要がある。入場料は100ルーブル(およそ190円)。
ケノゼロ(モスクワの北およそ880キロ)の国立公園は美しい湖と木造の教会、小さな古代都市、なだらかな起伏のある山々で人々を魅了する。地理的条件により、大地は独特の隆起を見せ、巨大な湿地とタイガの森がそれを囲んでいる。2004年にユネスコの生物圏保護区に指定された。
アクセス:モスクワからペテルブルクまたはアルハンゲリスク行きの列車に乗り、ニャンドマで下車。そこからカルゴポル行きのバス、カルゴポルからモルシヒンスカヤ行きのバスに乗る。時刻表は公園のウェブサイトで確認すること。入場料は100ルーブル(およそ180円)。
ロシア最小の国立公園に欧州一高い砂丘がある。この国立公園、クルシスカヤ・コサ(クロニアの魂)にはクルーズ船に乗れば、3日間はロシアのビザなしで行くことができる。高層マンションの大きさにもなる砂丘、松林、バルチック海の海岸線が何キロも続き、毎年100万人近い環境客を楽しませている。
アクセス: ロシアとリトアニアの国境に位置しており、国境管理事務所がある。カリーニングラードからクライペダ行きバスに乗り、国境の直前で下車。
ロシア中央部のヴォルガ川とジグリ丘陵への素敵な旅行はいかが。人気のランドマークはモロヂェツキー・クルガン、デヴィチヤ・ゴラと海上80メートルの位置に張り出したヴィスリー・カメン岩である。
アクセス:多数の入り口が登山道ごとにある。ジグレフスク (Tkacheva st., 109A) かサマーラ (Kuybysheva st., 127)に中央ツーリストオフィスがある。バスでサマーラからジグレフスクに行ける。入場料は50ルーブル(およそ90円)。
この公園の自然の美しさは観光客をまさに惹きつけるものである。それは氷河期に起源をもつ風光明媚なヴァルダイ湖、セリゲル湖、ヴァルダイ丘陵、森林などである。
アクセス:モスクワからヴァルダイ行きの列車に乗るかサンクトペテルブルクからバスに乗る。入場料は100ルーブル(およそ190円)。チケットはヴァルダイにある公園の事務所で買える(Pobedy st., 5)
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