モスクワの地下鉄では今どのような車両が走っているのか?

Press Service of the Government of Moscow

81-717/714 「ノメルノイ」

 81-717/714シリーズの車両は1970年代の半ばに開発されたものであるが、今でもこのうるさい「古い車両」はモスクワの地下鉄の乗客たちを運んでいる。しかも使われているのはモスクワだけではない。いわゆる「ノメルノイ」と呼ばれるこのシリーズのさまざまな改良モデルは、旧ソ連諸国やブルガリア、ポーランド、チェコなどでも目にすることができる。

「ルシチ」

 2000年代に製造されたこの「ルシチ」は元々、地上を走る路線で使われる計画であった。そこで、この「ルシチ」はモスクワの地下鉄の車両のなかで初めて暖房システムが設置された車両となった。そしてしばらくして、エアコンも導入された。

「オカ」

 2010年代に作られた「オカ」は、これまでの車両と比べて、広くて快適な運転席があることが特徴であった。また車椅子やベビーカーのための場所があることから、乗客にとってもより便利なものとなった。まさに、「オカ」(とその改良型)は、モスクワの地下鉄史上初めて車両から車両へと移動できる作りとなった。

「モスクワ」

 車両の間を利用できる車両「モスクワ」は2016年に製造された。この車両では、携帯電話の充電のためのUSBポートやロシア語やその他の言語での地下鉄路線図の双方向性型アプリが入ったタブレットのタッチディスプレイを使うことができる。

「モスクワ2020

 「モスクワ2020は同名の前モデルの改良型である。車両内ではUSBポートの数が増え、また座席がとても柔らかくなったのが特長である。全面ガラスとなった扉はさらに広くなり(それまでの1.4メートルではなく、1.6メートル)、車両への乗り降りがかなりしやすくなった。

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